空間軸を中心として、写真やデザインなどから多面的にその輪郭を形成するアート活動です。

ミニマリズムから和室へのうつろい

NOTE

 

僕は数年前まで、インテリア系の特集があると、「もう二度と読めないかもしれない!」とうっかりうっかり買いまくる病気でした。

 

インテリアを興味のど真ん中に置かなくなった最近はインテリア系の雑誌をあまり買わなくなっていたのですが、最近出たこのポパイは立ち読みして「もう二度と読めないかもしれない!」と病気が再発して買ってしまいました。

 

『POPEYE(ポパイ) 2017年 2月号 部屋とシティボーイ。』

 

やはり気鋭のクリエイターたちのお部屋は相変わらずどれも刺激的だなあ、とペラペラとページをめくり、目に留まったのは和室特集でした。

 

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最近の僕の興味はというと千利休周辺に興味がでて、そこから、侘び茶→茶室→和室…と派生し、なんとなく和室に住んでみたいなあと思っていました。

 

そんな、僕の中の超個人的と思われていたマイブームが、カルチャーの最先端のポパイに載るって、なんたることだ。

 

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いやでもまてよ、シンクロニシティとはまた違うかもですが、興味ある事柄って無意識に目に入りやすくなるものですよね。

まあよくあることだよなあ、幅広く部屋が載っているからたまたまだろう、と大して気にも留めず記事を読み進めました。

 

SNSで、同じ趣味の人が共有できてしまう今、もはや世界どこに行ったってどこも同じ。世界は一気に個性を失ってしまった。でも、どんなに情報交換ができても、和室に住めるのはこの国に住んでいる人だけ。その魅力を考えると、今、僕は圧倒的に和室に住みたい。

 

するとこの文です。

おおお…ここの全文共感できます。

 

前衛が作り出したスタイルはやがて大衆化し、平均化していきます。すると前衛は平均化しすぎるのに嫌気がさして先へ、先へ、先回り。さらにそれが大衆化し…。

そのような先回りを繰り返して、同じことは繰り返されないが類似しながら上昇する、螺旋階段みたいに。

 

近年のミニマリズムブームが飽和してきた今だからこそ、時代がこのように傾き始めたのは必然かもしれません。

また僕のような天の邪鬼が千利休や和室に魅力を感じるのも、千利休はミニマリズム=侘び寂び(ここを=で結ぶのは強引だが)という新しいカルチャーを打ち出した人だからでしょう。

今や和室はインテリア界で次世代ムーブメントかもしれません。

 

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いつの間にやら世間の流れに飲み込まれ同調してしまっていますね。

何より言語化されていない次のカルチャーをしっかりと捕まえてくる雑誌の編集には頭が下がります。

 

 

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