右と左のさかいめなんてなかった

NOTE

 

職場で健康診断がありました。

聴力検査でお医者さんとお話したときのこと。

 

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「あ、左耳は聞こえません。うまれつき。」

「大丈夫ですよ。」

 

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「左も聞こえてますよ。90dbで。」

「いやあ、それはないと思います。」

「あなたちゃんとボタン押しましたよ。」

「右耳で左からの音を聞いていただけだと思います。ずっと右で聞いてました。」

「この機械はそんなことないよ。片耳聞こえない人は片方は全く聞こえないというけれどね、普段よく聞こえる方の耳ばかりを使ってるから意識してないんだよ。実際は感度が鈍いだけで聞こえてる。」

「そうなのですか。ありがとうございます。」

 

こんな話をして、なんだか腑に落ちなかった。確かにボタンは押した。なんとなく小さい音が聞こえたような。振動を感知しただけかな。ただ90dbってけっこうやかましいでしょう。

 

左右を別々の隔離された空間に置くことはできないので、左右が繋がっている限り別々に測定することは不可能なはずです。

 

福岡博士が目を、鼻を、耳を、知覚機を完全にパーツを取り出すように分離することはできないと仰っていたのを思い出す。

 

左耳と右耳の関係にも同じことが言えるんじゃないかな。左右には明確な境目がない。

 

なんでもかんでもみぎひだりに分けて考えてないか。枠にばかりとらわれてないか。知った気になってないか。

 

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確かにそれは楽だけどさ。

世間に、自分にそう言い聞かせるのでした。

 

 

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