写真集『SAKAIME』

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ミュージシャンがファーストアルバムを出すときは一体どんな気持ちだろう?僕にとっては初のリリースなので、ある意味これまでのベスト盤となりました。

 

 

これは一応写真集というプロダクトに分類されますが、所謂綺麗な写真は少ないかもしれません。写っているのは断片的くだらない写真ばかり。

 

 

写真共有SNSと言われるインスタグラムではフォロワーといいねという機能があるため、一覧した時の統一感が美しいアカウントや一枚で完結するような単写真がもてはやされる、編集に編集された場です。そこが面白いところでもあるので私も続けているのですが。

 

 

 

撮りためた“断片的でくだらない写真”も、編集次第で奥ゆかしさが伝わるのではないか。インスタグラムなどのSNSではできない、本でしかできない写真表現をやりたかったのです。

 

“断片的でくだらない写真”を丸ごと提示し、ひとつのタイトルのもとで関連付けながら構造し直すことで、断片同士の共通項や繋がりから間接的、多面的にぼんやりとした全体性の輪郭が浮き出てきます。

 


その構造の組み方にたくさんの時間を費やして頭を抱えたのですが、大きな空間から小さな空間そして一個人の部屋へと収束させる構造を採用することで外界と一個人の関係性がだんだんと見えてきました。

 

これより先が気になる方は『SAKAIME』のあとがきにも少しだけ記載したので是非読んでみてくださいね。

 

 

表紙の白い正方形は印刷ではなく、実はぼくの直筆テクスチャ。

 

 

 

 

当初はもっとくだらない内容だけにする予定だったのですが、まとめはじめると入れ込みたい要素がたくさんでてきて、くだらなさをも内包したスケール感となりました。

 

構成に気を配った分深く考察していただいてもいいですし、たくさん写真を掲載したのでお気に入りの写真を見つけたりと多方面から楽しめるかと思います。

 

 

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