心理学者の河合隼雄氏が日本人の心の深層の本質は中心がウツな構造にあるのではと述べた本です。 尊敬する@haco_otokoさんが勧めていたのがきっかけ。 「正と反は対立と融和を繰り返しつつ、あくまで「合」に達することがない。あくまでも、正と反の変化が続くのである。正と反の巡回を通じて、中心の空性を体得するような円環的な論理構造となっていると考えられる。」 対立や矛盾をも内包して中心には何も置かず、バランスをとり続ける構造。何もない中心の空間には、相乗的なエネルギーに満ちている。 この本を読んで以来、自分自身やインテリア、写真、絵など、どれを考えるにしても、関係性にこそといったことが僕の土台に組み込まれてしまった。 何者かにならなくてもいい、バランスをとるように次へ次へと揺れ続けていればいいのだ。ただこの構造の欠点は、揺れ続けていないとただの空っぽになって死ぬ、といったところでしょうか。揺れ続けよう。
尊敬する@haco_otokoさんが勧めていたのがきっかけ。
「正と反は対立と融和を繰り返しつつ、あくまで「合」に達することがない。あくまでも、正と反の変化が続くのである。正と反の巡回を通じて、中心の空性を体得するような円環的な論理構造となっていると考えられる。」
対立や矛盾をも内包して中心には何も置かず、バランスをとり続ける構造。何もない中心の空間には、相乗的なエネルギーに満ちている。
この本を読んで以来、自分自身やインテリア、写真、絵など、どれを考えるにしても、関係性にこそといったことが僕の土台に組み込まれてしまった。
何者かにならなくてもいい、バランスをとるように次へ次へと揺れ続けていればいいのだ。ただこの構造の欠点は、揺れ続けていないとただの空っぽになって死ぬ、といったところでしょうか。揺れ続けよう。