古いキャンバス

投稿:2024/03/20
学生の頃、もう10年くらいは前になるのか、蚤の市で数千円で購入した古いキャンバスです。
出店してた古道具屋の店名も、またそのお店がどこで仕入れたものなのかも、すっかり忘れてしまった。

初めての一人暮らしからインスタ黎明期を経て(恥ずかしいのでアーカイブ済)、数回の引越しを経て今もなおレギュラーメンバーです。

いつからだったっけなとInstagramのアーカイブを辿っていたら、まわりとの関係性を全く気にしないで良かったころの伸び伸びとしいる投稿で溢れていて、羨ましいようなセンチメンタルな気持ちになってしまった。今更戻りたいわけではない。

当時の思い出補正はあるだろうけど、古物でも現代作家のものでもこの類いではなかなかこれを超えるものには出会えていません。

滲んだ十字架は意図的なものなのだろうか?鉛筆の痕も残っている。なにかまた別の作品を作る途中だったのだろうか。偶発的に生じたものなのか、はたまた作為的なものなのか。どちらにしたとしても、ずっと、この境地に憧れています。

もしかしたら、それほど古いものでもなくて日本人のものである可能性もなくはない。もしそうだとしても、知らないでいたほうがいい気もする。
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