絵画的物体

投稿:2024/02/24
石灰の作品をやる前にやってた油絵の作品シリーズ。

空間に必要な色を配置するように、あるいは平面に圧縮させるように色を置いていき、それはやがて奥行き方向に延長してゆく。あとは偶発に任せてみる。

たとえば赤に緑にと配置していると、写真の多重露光で真っ白に近づくみたいにどんどん黒に近いものになる。

偶発的な美しさに喜びを感じるのは比較のない世界かもしれない。誰のものでもあって、自分だけのものでもあるような。

リヒターの書籍に”常に計画された偶然”とあった。
リヒターの書籍は難解なので言いたかったのはそういうことじゃなかったかもしれないけれど、僕の中では腹落ちした好きな言葉です。
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