lime pot

投稿:2024/02/24
タデラクトと呼ばれるモロッコの左官手法があります。
消石灰にオリーブ石鹸を塗ると化学反応で硬化が始まるので、その隙に石で何度も磨くことで鈍い艶が出る。
硬水の中のカルシウムイオンと石鹸が反応して石鹸カスができて泡立たないみたいなのと、似た理屈です。
そのような手法などを参考に表面処理を施したのが、lime potシリーズ。Blumoオリジナルで自身の作品です。

もともと内装仕上げなので、陶芸でもないし彫刻でもない。
それまでやってた油彩の作品が何度も色を重ねていたように、石灰の作品は何度も磨くので空間を作品に落とし込むようなところは変わらず、むしろそのまま立体として立ち上がったような感じ。

Blumo店主に一緒になにかやろうよとお誘い頂いてたどり着いたのが最初なので、石灰を扱い始めたのもlime potがきっかけです。
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